ABOUT
What is Rosen Method ?
ローゼンメソッドとは
ローゼンメソッドは、ドイツ出身の理学療法士マリオン・ローゼンが、カリフォルニア・バークレーで50年に渡り育み伝えてきた、身体を通して心を癒す、新しい形の心身統合療法です。
心と身体は分けられないものとして、その人の全体を受容し、長年にわたるストレスやトラウマなどによって凝り固まった筋肉をやわらげていきます。
ローゼンメソッドには、ボディワーク(触診治療)とムーヴメント(軽いダンス、体操)の2つの形があります。
この2つは密接に関わっており、両方受けることで相乗効果が高まりますが、各個人の状態や好みでどちらかを選ぶことも可能です。
ローゼン・メソッドでは、緊張や過去のつらい体験で凍りついた横隔膜をやさしく解きほぐしていきます。
横隔膜が硬いと、肺、心臓、胃などの内臓の機能や血流、そして肩や腰、下半身の筋肉の働きにも影響を与えます。これらがリラックスして正常に働くようになる過程は、心と身体の痛みが消えていく過程でもあるのです。
MARION ROSEN
マリオン・ローゼンについて
ローゼンメソッドの創始者マリオン・ローゼンは、1914年にドイツで生まれ、2012年にカリフォルニア・バークレーの自宅で97歳で亡くなるまで現役で教え、施術を続けました。
マリオンはボディランゲージや身体のサインから、その人の表に表れない内面の心を読み解く、ユニークな能力で知られています。
生まれ育ったドイツでは20代前半で、今日の呼吸法とリラクゼーション・テクニックの祖母と呼ばれているエルザ・ギンドラーの教え子の、ルーシー・ハイヤーの元で学んでいます。
ハイヤーはユングの教え子であり、呼吸法とムーヴメントとマッサージで患者を治療していたのです。彼女の夫であるグスタフ・ハイヤー博士は、同じ患者にユング理論に基づく分析法を用いていました。
ハイヤーのクラスでは、患者が自分の感情にもっと近づくことができるよう、患者の心身をゆるめる方法を用いていたのでした。
1938年、マリオン・ローゼンは彼女の兄がインターンとして働いていたイギリスの精神科クリニック、タヴィストック・クリニックで、呼吸法とマッサージとボディワークで患者の治療に関わることになります。
その結果は驚くべきもので、多くの患者たちの症状が軽減していきました。
その後、第二次世界大戦直前にユダヤ人として自由を奪われたマリオンはアメリカへ渡る決心をし、ビザを待つ間にスウェーデンに渡り、そこで理学療法を学びながらダンサーの動きを観察することによって、彼女独自のムーヴメントのアイデアを育みはじめます。
そして、アメリカに渡ってからも理学療法を続け、カリフォルニア州バークレーに落ち着きます。
すでにスウェーデンで正式に理学療法を習得していたマリオンは、アメリカでもメイヨー・クリニックなどでトレーニングを受け続け、カリフォルニアで個人セッションの治療を始めます。
そこである患者から、痛みを予防する方法はないかと 聞かれ、始めたのがムーヴメントのクラスだったそうです。
これが、1956年にマリオンがムーヴメントを教え始めるきっかけになります。
マリオンは自分の理学療法の患者たちに、再度の怪我や不具合を予防し、しなやかで居続けるために、そのエクササイズ・クラスに参加するよう奨励したのです。
ローゼン・ムーヴメントは、怪我を起こさせない、関節にやさしいワークとして始まり、そこに楽しく動くことで筋肉の緊張を和らげ、生きる力を向上させる効果が加わっていきました。
アメリカ国内で長く理学療法士として働くうち、マリオンは1950年代に呼吸法とリラクゼーションをもとに自身の育てたメソッドとこれまでの知識を統合し、独自の技法を実践するようになりました。
身体理論に基づく’呼吸’と、感情や無意識に深くかかわる’呼吸’を、心身双方からとらえ、長年の経験で培った、筋肉とこころの緊張を解放するメソッドを、ボディワークとムーヴメントという2つの形で教え始めました。
ローゼンメソッドの創始者マリオン・ローゼンは、1914年にドイツで生まれ、2012年にカリフォルニア・バークレーの自宅で97歳で亡くなるまで現役で教え、施術を続けました。
マリオンはボディランゲージや身体のサインから、その人の表に表れない内面の心を読み解く、ユニークな能力で知られています。
生まれ育ったドイツでは20代前半で、今日の呼吸法とリラクゼーション・テクニックの祖母と呼ばれているエルザ・ギンドラーの教え子の、ルーシー・ハイヤーの元で学んでいます。
ハイヤーはユングの教え子であり、呼吸法とムーヴメントとマッサージで患者を治療していたのです。彼女の夫であるグスタフ・ハイヤー博士は、同じ患者にユング理論に基づく分析法を用いていました。
ハイヤーのクラスでは、患者が自分の感情にもっと近づくことができるよう、患者の心身をゆるめる方法を用いていたのでした。
1938年、マリオン・ローゼンは彼女の兄がインターンとして働いていたイギリスの精神科クリニック、タヴィストック・クリニックで、呼吸法とマッサージとボディワークで患者の治療に関わることになります。
その結果は驚くべきもので、多くの患者たちの症状が軽減していきました。
その後、第二次世界大戦直前にユダヤ人として自由を奪われたマリオンはアメリカへ渡る決心をし、ビザを待つ間にスウェーデンに渡り、そこで理学療法を学びながらダンサーの動きを観察することによって、彼女独自のムーヴメントのアイデアを育みはじめます。
そして、アメリカに渡ってからも理学療法を続け、カリフォルニア州バークレーに落ち着きます。
すでにスウェーデンで正式に理学療法を習得していたマリオンは、アメリカでもメイヨー・クリニックなどでトレーニングを受け続け、カリフォルニアで個人セッションの治療を始めます。
そこである患者から、痛みを予防する方法はないかと 聞かれ、始めたのがムーヴメントのクラスだったそうです。
これが、1956年にマリオンがムーヴメントを教え始めるきっかけになります。
マリオンは自分の理学療法の患者たちに、再度の怪我や不具合を予防し、しなやかで居続けるために、そのエクササイズ・クラスに参加するよう奨励したのです。
ローゼン・ムーヴメントは、怪我を起こさせない、関節にやさしいワークとして始まり、そこに楽しく動くことで筋肉の緊張を和らげ、生きる力を向上させる効果が加わっていきました。
アメリカ国内で長く理学療法士として働くうち、マリオンは1950年代に呼吸法とリラクゼーションをもとに自身の育てたメソッドとこれまでの知識を統合し、独自の技法を実践するようになりました。
身体理論に基づく’呼吸’と、感情や無意識に深くかかわる’呼吸’を、心身双方からとらえ、長年の経験で培った、筋肉とこころの緊張を解放するメソッドを、ボディワークとムーヴメントという2つの形で教え始めました。
Training
トレーニング
現在、ローゼンメソッドのプラクティショナーまたはムーヴメント・ティーチャーになるためのトレーニングを受けられる所は、北米ではバークレー、モントレー、ニューメキシコ、ニューヨークなどがあります。
米国外ではカナダ、オーストラリア、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、スイス、フランス、イギリス、ドイツ、ロシアなど、ヨーロッパを中心に広がっています。
日本におけるローゼンメソッド資格取得プログラムはまだ始まっていませんが、ゆるRMムーヴ講師をめざす方々を随時募集しております。
一般クラス以外にも、介護士・看護師・障碍者ケアギバー・心理士・社会福祉士などの専門職の方々にローゼン・ムーヴメントをお伝えし、それぞれの現場で活用していただけるようにトレーニングの機会を設けていきたいと考えています。