ローゼンメソッドを伝え始めてから、身体を通した非言語中心の癒しを大事にしてきた。
身体からのメッセージにフォーカスしようとすると、それはなかなかうまく言葉にならず、文章を構築するための左脳が休眠状態のなかでできる表現というのは、非常に感覚的な、原始的な、または野性的ともいえる音だったりビジュアルだったりすることが多い。
そんな中でも、無理なく身体の奥からの言葉を安心して出せるような場を作ろうと努めてきたのだったが、時間内での言語化はやはりとても難しいと感じる。
セッションを受けた翌日か、数日たってから、身体の変化に気づくとともに、じわじわと言葉が出てくることがある。
身体の反応は、時間をかけて見守ることが大事なのだ。
なので、言葉によるフィードバックも、タイミングがとても重要ということになる。
癒しのまとめに必要なのは、やはり言葉にすることなのだ。
これまで、ボディワークやムーヴメントを受けてくれた方たちからの言葉のフィードバックを、後日返してもらう機会はわざわざ作っていなかった。たまに、メールをくださるかたもいるが、ほとんどの人は、ふわふわぼんやりした気づきを文章にすることはなく、なんとなく生活の中に戻っていく。
最近、ラジオ配信を始めて気づいたことだが、ひたすら話すこと、発信することで、無意識に自分を癒している人がかなり多い。
話す場を作ること、そこでただひたすら聴き、受け止め、その人が自分で気づきに至るのを見守ること、そんな低刺激で静かな、一見受動的だけれども実は能動的な、話を聴ける人になりたいという気持ちが大きくなっている。
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