仕事を選ぶとき、「食べていけるかどうか」と問うてみることが、これまでの常識だったような気がする。特にアーティストやフリーランス、独立して自分の作りたいもの、やりたいものを貫こうとしている方々にとっては、経済優先の世界はとても厳しいものだったと思う。
「食べる」ためには、苦しいことに耐えて、嬉しいとか楽しいとかいう気持ちを求めることはあきらめなければいけないと思わされてきた。
これまでの資本主義の歯車に乗ろうとするから、苦しい役割を与えられてきたのかもしれない。
けれども、それはおかしい、と気づいている人も実はけっこういる。
人間には誰でも、本来の役割があって、その役を全うできるような場所に生まれてくる。
それがただただ苦しかったら、私たちは誰もそのミッションをやり遂げられないし、それは宇宙のディレクターにとっては困ったことになる。
やり遂げるにはもちろん、試練もあるだろうけれど、その役割には飛び上がるような喜びやわくわくがもれなく付いてくる、はずだ。
その喜びを感じるために身体を与えられているのだし、その役割をやり遂げるまでは、死ぬことはないだろうと思われる。自分の本来の役割に気づいていれば、身体はもっと楽に動くし、食べていけるかどうかを、そんなに心配することはないのだ。
大自然とつながっていれば、そのサイクルのなかに我々もいて、必要なものはちゃんとその中にある。食べるものも、与えられる。必要以上にため込んだり、欲張ったりさえしなければ。
野生動物の生存競争も、そんなに甘くはないよと言われる方もいると思う。
たぶん、彼らがもがいているのは、もともとの自然のサイクルを人間が壊しているから、なのだと思う。だから、本来あるはずのところに食べ物がなくて、攻撃的になっていく。
人間も同じだね。すべては循環している。
こういう思いで皆が生きていくことができれば、攻撃とか競争とか恐怖感、嫉妬、差別などは減るのではないかしら。。。
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