数か月前にブログで、これからは思ったままに自由に書いていこうと決めたところだったのに、たったの2か月で世の中の事態は急変してしまった。
人それぞれであっていいはずの生き方(主にウイルスに対する考え方)を、自由に声を大にして言えない、妙な空気になってきたと感じる。
まるで戦時中のように、お国の方針とは違う方向の人の考えを”更生”させようとするかのように。
そんな圧力に屈する必要はないと思うのですが、リアルで人を集めることの多い仕事柄、自分の活動が周囲に与える影響をあらためて意識せざるをえない時期に、再び来ていると感じる。
こういうときこそ、張り詰めた緊張をほどいて安心した心持ちに戻る場所が必要。
今の危機的状況とその後の世界にローゼン・ムーヴメントは必要であると思うので、細々と続けているけれど、しばらくはこじんまりなクラスになりそうだ。
世の中はまだまだ、気を抜いたらダメだという意識が多数派なのだろうか。緊張を持続するとか、気を引き締める、という方が、日本人にはなじみやすいのかもしれない。
一旦ほどけて、ゆるんだら、そのままずっとゆるみっぱなしではないのだ。次に来る動きのために、力をためている。筋肉は緊張したままでは、それ以上働かないのだから。
これは古来の武術にも通じる考えだと思うが、同じことをマリオン・ローゼンは言っている。
ドイツ生まれでアメリカで生涯を終えた彼女は、東洋のメソッドはほとんど体験していないが、不思議なことに東洋の身体に対する考えと共通する部分が多い。
人間の身体はどんな場所や人種でも同じ。本質を極めていけば、同じところにたどり着くのだろう。
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